乾癬の改善
乾癬の改善や原因に最も関連が高いと考えられる要素について、運動習慣、食生活、体重管理、腸内環境に基づいて統計を確認しました。
それぞれの関連性を多くのデータから評価した結果、以下の順位が考えられます。
食生活
乾癬と食事の関係は多くの研究で指摘されており、特に高脂肪食が炎症を悪化させることや、抗炎症作用のある食品(例:
オメガ3脂肪酸が豊富な魚類)の摂取が症状改善に役立つことが分かっています。
体重管理
肥満は乾癬悪化の一因とされ、脂肪細胞が炎症性サイトカインを分泌し症状を悪化させる悪循環が確認されています。体重減少により症状が改善することも報告されています。
運動習慣
適度な運動はストレス軽減や血流改善を通じて乾癬の症状に良い影響を与える可能性があります。ただし、運動が直接的に乾癬を改善するエビデンスは他の要因より少ないです。
腸内環境
腸内環境の改善が乾癬に影響を及ぼす可能性も考えられていますが、他の要因と比較すると関連性がまだ研究途上にあります。
乾癬の治療や管理には、食生活の見直しが最も重要であり、それを補完する形で体重管理と適度な運動を取り入れることが推奨されます。腸内環境については、今後の研究に期待が寄せられます。生活習慣全体の改善を意識することで、治療効果がより高まるでしょう。
私が乾癬を発症したのは14年前。
当時を振り返って原因として考えられるものは以下の通り。
@植物油脂の多い食事ばかり
Aストレスマックス
B睡眠不足
C歯の抜歯の麻酔を大量に打つ
D抗生物質または痛み止めを飲む
Eバセドウ病の症状を抑えた際に乾癬が発症。
特に、上記のEは珍しいと思います。
私のようにバセドウ病の症状を抑えた際に乾癬が発症した人は。
おそらく、体外に毒素を排出していたのがバセドウ病で、それを押さえてしまったため、乾癬を発症させることにより毒素を体外に排出させている可能性が考えられます。
バセドウ病というのは腺の病気ですから、植物油の取り過ぎが原因です。つまり私の場合、乾癬を寛解させるのに必要なことのうち第一は、
植物油を断つことと推測されます。
まとめ |
腹八分目にして痩せる |
腸内環境を改善させる |
運動する |
乾癬の発症には肥満が大きく関与しています。研究によると、標準体重よりも上回る人(BMIが25以上)は、乾癬を発症するリスクが高まるとされています。たとえば、BMIが30〜34.9の場合、発症リスクが約1.8倍、BMIが35を超えると約2.35倍に増加するというデータがあります。また、肥満者では炎症性サイトカイン(TNF-αなど)のレベルが上昇し、これが乾癬の進行に影響を与えることが示されています。
一方で、痩せ型の人(BMIが18.5未満)で乾癬を発症する可能性がないわけではありませんが、その割合は低く、肥満者に比べると顕著ではありません。
全体として、肥満が乾癬の主要なリスク因子であり、体重管理が乾癬の予防や症状の軽減に有効であることが示唆されています。具体的には、体重を5〜10%減らすだけでも症状が大幅に改善することが報告されています
サラダ油(または工業的に精製された植物油)に含まれる**オメガ6脂肪酸(リノール酸)**は、過剰摂取すると炎症を助長する可能性があります。オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の摂取バランスが崩れると、慢性炎症や自己免疫疾患が悪化しやすいとされています。
乾癬(かんせん)は紀元前から存在する疾患であり、サラダ油や工業的に製造された植物油が普及する前から患者が広く存在していました。
古代エジプトやギリシャ時代
乾癬は古代文明の記録にも残っています。たとえば、古代ギリシャでは乾癬は「lepra(鱗屑を伴う病気)」と呼ばれており、ハンセン病と混同されることもありました。
古代エジプトのミイラにも乾癬と考えられる皮膚症状が見られることがあります。
中世ヨーロッパ
乾癬は長い間、感染症や不潔が原因と誤解されていました。患者は社会から隔離されることもありましたが、当時の医学ではその原因や治療法は解明されていませんでした。
乾癬の患者割合はサラダ油の普及以後の現代において、以前より増加した可能性が高いです。増加の背景には食生活の変化やライフスタイルの変化が関与しており、工業化以前と比べて有病率は約2〜3倍増加していると推定されます。ただし、乾癬は主に遺伝的および免疫的な要因による疾患であるため、サラダ油だけが決定的な要因ではない点に注意が必要です。
腸内環境を改善させるには様々な方法があるが、フラクトオリゴ糖、食物繊維の摂取(イージーファイバー)の使用も効果がある。
人工甘味料を摂らないことも必要だ。
乾癬が増加している原因の一つとして、食生活の欧米化やメタボリック症候群の関連が考えられています。メタボリック症候群は、内臓脂肪症候群ともいい、心臓、肝臓、腸の周囲などに脂肪が蓄積している状態です。とくに内臓脂肪が増えた状態になると、脂肪細胞からTNF-αという乾癬の悪化に強く関わる蛋白が出てきます。
メタボリックシンドロームおよびその各要素と乾癬発症リスクの関連を大規模な前向き研究で検討した研究がありました。20歳以上の男女3万4996例と乾癬374例を比較したところ、メタボリックシンドロームによる乾癬の相対リスクは1.66倍でした。ウエスト周囲径、トリグリセリド値および高比重リポタンパク(HDL)コレステロール値、総コレステロール高値も乾癬リスクを上昇させる結果になりました(Snekvik I et al: Br J Dermatol 2018)。
グルテンフリーダイエットが全ての乾癬患者さんの症状を和らげるとは限りませんが、グルテンフリーダイエットにより乾癬の症状が緩和した場合、患者さんの消化機能が向上しより多くの栄養分を体内に取り込めるようになるほか、腸内で炎症が起きなくなることによって皮膚の炎症にも良い影響があると言えます。
グルテンフリーの食事療法を実践した結果として炎症が治まるまで数ヶ月かかることがあります。 ですから、グルテンフリーダイエットを始めた場合は、最低でも3カ月は一切のグルテンを口にしないようにしてください。 もし3カ月後に症状緩和が一切見られないようであれば、いったんグルテンフリーをやめ、毎日の食事で普通に摂取してみてください。
乾癬を治すためのグルテンフリー食は一般的には意味がありません。基本的にセリアック病というグルテン感受性がある方に限ってNPFから推奨されています。グルテン感受性がない患者さんではグルテンフリーで乾癬、乾癬性関節炎が改善しない明確なデータも報告されています(Drucker AM et al: J Am Acad Dermatol 82,661-665,2020)。つまり、普通の乾癬患者さんはグルテンフリー食を、乾癬を治すためにやる必要がありません。また、この論文ではアトピー性皮膚炎についても調べており、アトピー性皮膚炎もグルテンフリーが症状の改善に寄与しないことも報告されています。
高血糖は乾癬の炎症を悪化させることが知られており、また乾癬で炎症が全身に及ぶとインスリンの分泌にも影響を与えます。皮膚だけの治療でもインスリンの分泌が回復する可能性が示唆されています(Ikumi K et al: J Invest Dermatol 2019)。
4週間の糖質制限を行ってアダリムマブの効果が回復した例が報告(Castaldo G et al: Obes Res Clin Pract 2016)されています。大規模な研究はこれからで、糖質制限についての明確な答えはありません。
飽和脂肪酸を多く含んだ食事は乾癬を悪化させます(Nakamizo S et al: J Invest Dermatol 2018)。飽和脂肪酸は長鎖、中鎖、短鎖に分かれ、長鎖脂肪酸は動物性油脂に多く含まれます。中鎖脂肪酸はココナッツオイル、短鎖脂肪酸はバターに多いです。逆に不飽和脂肪酸はオリーブ油に多く含まれるオレイン酸、植物油のリノール酸、αリノレン酸や、魚油に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などがあります。
肥満と乾癬は密接に関連しています。また、体重を減少させると乾癬は改善します。いろんな治療に加えて適切なカロリーの食事を行うと、食事の指導をしていない群に比べてPASI (psoriasis area an severity index)スコアは平均で2.49減少します。また、PASIが75%改善する確率は2.92倍になります(Upala S et al: Int J Obes 2015)。 つまり、ダイエットすると乾癬が治りやすくなるんです!
グルテンには、腸内の悪玉菌を増やす作用があり、消化不良や栄養の吸収阻害、便秘、下痢、むくみなどの不調につながるといわれています。
長く続けられている秘訣は、肌もそうですが、やはり体調が良くなるからです。
それと無理しないで、時には市販のグルテンフリー製品に頼ることで続けられています!
グルテンフリーのパスタ
https://www.amazon.co.jp/dp/B00XUGYMUA?th=1
尋常性乾癬の発症から撃退まで!僕はこうやって治しました |
このyoutube動画をまとめると、要するに以下の2枚の画像w |
また、ココナッツオイルも良いらしい。カンジダ菌を殺す。
小西統合医療内科 |
https://www.konishi-clinic.com/ |
アトピーに大根おろしが効くそうですが、乾癬にも効く可能性あり
↓