世界一わかりやすいインデックス投資入門

さて、投資を始めたい。NISAもやってみたい。でも、何に投資すりゃいいの?
ここでは、何に投資すれば良いのかを考察していきます。

S&P SPIVAレポートの分析によると、米国内のアクティブ運用型株式ファンドの88.4%は、過去15年間で運用結果で市場平均を上回れなかった。
過去5年間では、大型株ファンドの80%以上がS&P500指数を下回った。
そうしたファンドの運用マネージャーは名門大学出身者も多く、株式市場平均を上回るパフォーマンスを出すために勤務時間のすべてを費やしている。
投資のプロでも、ほとんどが株式市場に勝てない。だから、一般の個人投資家がそれ以上の結果を出せるとは考えにくい。

(結論)だから、S&P500などのインデックスファンドを素直に買っておけばよいのである。

このサイトでは、数あるインデックスファンドの中で何を買えば良いのか?また、そもそも投資の知識が無い初心者の方のために、
わかりやすく順に解説をしていくサイトです。

そして、その中で、「インデックス投資すりゃいいのはわかったけど、たくさんありすぎ。どれ買えばいいの?」について考察していきます。

閑話休題(ガチホ最強の理由)
しかし、なぜこのようなことが起こるのか?

それはプロの多くが市場を予測できていないからである。

コインのトスをして、表か裏に賭けるゲームをするとする。
売ったり買ったりを繰り返している投資家は、1/2の確率に賭けているだけになる。
多少予想が当たったとしても、その分少し増えるだけだ。
一方で、インデックス投資をしている素人は、買って放置。コレはすなわち、
前者よりもはるかに多くの回数をすべて表に賭け続けているようなものだ。
これは、市場が長期的に上がっている相場であるならば、常に勝ち続けているようなものだ。

だから、上がる相場ではガチホが最強なのである。
ガチホとは表が出やすいゲームで表だけに非常に多く賭け続けることと同じだ。

これに勝つには、よほど市場を予想できるプロでないと難しい。
勝てていないということは、常に賭け続けている人に対して、休憩を入れているようなものなのだ。
だから、勝てるわけがない。
ガチホとは、賭け続けることと同じである。つまり、ガチホとは何もしていないのではなく、常に活発に安全に賭け続けているのと同じことだ。だからガチホが最強なのである。

さらに、相場は上がり続けているのだから、暴落しても戻るということだ。つまり、暴落しても必ず戻るのだから、暴落したときこそ買いだということがわかる。

相場が上がり続けるということは、一部の強い企業がさらに強くなり、弱い企業は潰れていくということだ。

つまり、相場の世界でも自然界の摂理である、「長いものには巻かれろ」の原則が成り立つわけである。


だから、ウォーレン・バフェットが考える、「最も賢明な株式投資」はインデックスファンドだ。初心者でもプロに勝てる手法である。
バフェットはインデックスファンドの生みの親であるバンガードが、シンプルかつ低コストで、しかも実りが多いという理由で特に気に入っている。

■基礎用語説明
さて、ファンドとは、投資家から募った資金をひとつにまとめて収益を還元する仕組みのことです。

インデックスとは索引のことです。投資における「インデックス」とは、市場の動きを示す指数のことです。

指数とはある計算式を元に算出する値のことです。 そして、指数とは株価指数のことです。

ある計算式と書きましたが、計算式は1通りではありません。

株価指数とは、株式市場全体の値動きをあらわす指標のことです。具体的には、複数銘柄の株価を
一定の計算式で総合的に数値化したもので、投資家が相場を確認するための「ものさし」です。


ですので、
インデックス投資とは指数に連動する運用成果を目指す投資方法のことです。

日経225TOPIXなどの指数と連動した運用方法を目指しています。


日本の代表的な株価指数には、日経平均株価(日経225)東証株価指数(TOPIX)が挙げられます。
米国では、NYダウS&P500ナスダック総合指数等が代表的です。


株価指数との連動を目指す投資信託には「インデックスファンド」という投資方法があります。投資先は、日経平均株価・TOPIX・S&P500等、さまざまな種類が存在します。市場全体にバランスよく分散投資ができるため、投資に慣れていない初心者にもわかりやすい投資方法です。

そして、このサイトでは、インデックス投資をオススメしています。

以下では、株価指数との連動を目指す投資信託「インデックスファンド」の特徴を解説します。

値動きがわかりやすい

インデックスファンドは、対象の指数と同様の値動きを目指す投資方法のため、価格の変動がわかりやすいことが特徴です。

株価指数が上がればインデックスファンドも上昇し、下落すれば同じくらいの値が下がるといった、シンプルな仕組みになっています。初心者の場合でも、始めやすい投資方法といえるでしょう。

コストが安い

投資信託は一般的に、購入時手数料や信託報酬等のコストがかかります。その点インデックスファンドは、株価指数と連動した値動きで取引を進めるため、運用における銘柄の調査費用等の手数料が抑えられるメリットがあります。

購入時手数料が0円の商品も存在しており、インデックスファンドであれば、毎月の負担を抑えながら中長期的な資産形成が目指せるでしょう。

分散投資がしやすい

インデックスファンドは、ファンドが対象とする複数銘柄で構成されるため、1本購入するだけで、複数の銘柄に投資が可能です。市場全体に分散投資が可能な仕組みであり、損失リスクが抑えられるメリットがあります。

例えば、日経平均株価に連動するインデックスファンドの場合、1本購入すれば、225銘柄全体に分散して投資可能です。また、1本1万円前後から投資できるため、初めての投資で不安な方も負担のない金額から始められるでしょう。



■ETFと投資信託の違いは?
ETF(上場投資信託)と投資信託の違いです。つまり上場しているかしていないかの違いです。

そして、このサイトでは手数料の安いETFをオススメしています。

■ETFとは

ETF(上場投資信託)は、証券会社ではなく、主に投資信託会社や資産運用会社が設定・運用している金融商品です。東京証券取引所(東証)は、ETFの取引の場を提供する取引所であり、ETFそのものを作成するわけではありません。

ETFの仕組み

  1. 発行と運用

    • 投資信託会社や資産運用会社がETFを設定し、運用します。これらの運用会社がETFの目論見書を作成し、投資対象とする指数(例えば、S&P500やTOPIXなど)を設定します。
    • ETFの運用会社は、設定された指数に連動するように資産を運用します。
  2. 上場と取引

    • 設定されたETFは、東京証券取引所などの証券取引所に上場されます。
    • 投資家は、株式と同様に証券取引所を通じてETFを売買します。

主要な役割

  • 投資信託会社/資産運用会社:ETFの設定、運用、管理を担当します。例として、ブラックロック(iShares)、バンガード、ステート・ストリート(SPDR)などの運用会社があります。
  • 証券取引所(東証など):ETFが上場され、投資家が自由に売買できる市場を提供します。
  • 証券会社:投資家がETFを売買する際の仲介を行い、取引のためのプラットフォームを提供します。SBI証券、楽天証券、野村證券などの証券会社が該当します。

まとめ

ETFは投資信託会社や資産運用会社が設定・運用する商品であり、証券取引所(例えば、東京証券取引所)はそれらのETFを上場し、投資家が取引できる場を提供します。証券会社は、投資家がその取引所でETFを売買するための仲介役を担っています。


■投資信託やETF(上場投資信託)ってどこが作ってるの?

投資信託会社や資産運用会社が作っています。

投資信託会社や資産運用会社が作成したETFは、証券会社(例えばSBI証券や楽天証券など)が取り扱うかどうかを決定
します。具体的には、各証券会社が提供するプラットフォームでどのETFを扱うかは、証券会社の判断によります。

具体的な流れ

  1. ETFの作成

    • 投資信託会社や資産運用会社(例:ブラックロック、バンガード、三菱UFJ国際投信など)がETFを作成します。
  2. ETFの上場

    • ETFは証券取引所(例:東京証券取引所、ニューヨーク証券取引所など)に上場されます。
  3. 証券会社での取り扱い

    • 各証券会社(例:SBI証券、楽天証券、野村證券など)は、上場されたETFの中から自社で取り扱う商品を選定します。
    • 証券会社によって取り扱うETFのラインアップは異なる場合があります。

■投資信託会社や資産運用会社ってどんなところがあるの?

■投資信託会社や資産運用会社には、国内外問わず多くの企業があります。それぞれが独自の投資信託やETFを提供しています。以下は代表的な投資信託会社や資産運用会社の例です。

国内の主な投資信託会社・資産運用会社

  1. 三菱UFJ国際投信株式会社(MUFG Asset Management)

    • 代表的な商品:eMAXISシリーズ
    • 特徴:国内最大級の資産運用会社で、幅広い投資信託商品を提供。
  2. 野村アセットマネジメント株式会社

    • 代表的な商品:NEXT FUNDSシリーズ
    • 特徴:国内外の株式や債券、REITなどに投資する商品を展開。
  3. 日興アセットマネジメント株式会社

    • 代表的な商品:グローバルリートファンド、外国株式インデックスファンド
    • 特徴:幅広いアセットクラスに対応した商品を提供。
  4. 大和アセットマネジメント株式会社

    • 代表的な商品:ダイワ・ファンドシリーズ
    • 特徴:国内外の株式、債券、REITなど多様な投資信託を展開。
  5. SBIアセットマネジメント株式会社

    • 代表的な商品:SBI-SFインデックスシリーズ
    • 特徴:低コストのインデックスファンドやアクティブファンドを提供。

海外の主な投資信託会社・資産運用会社

  1. ブラックロック(BlackRock)

    • 代表的な商品:iShares ETFシリーズ
    • 特徴:世界最大の資産運用会社で、豊富なETF商品を提供。
  2. バンガード・グループ(Vanguard Group)

    • 代表的な商品:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
    • 特徴:低コストのインデックスファンドを中心に提供。
  3. ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(State Street Global Advisors)

    • 代表的な商品:SPDR ETFシリーズ
    • 特徴:SPDR S&P500 ETFなど、幅広いETFを提供。
  4. フィデリティ・インベストメンツ(Fidelity Investments)

    • 代表的な商品:フィデリティ・セレクト・ポートフォリオ
    • 特徴:アクティブファンドとインデックスファンドの両方を提供。
  5. インベスコ(Invesco)

    • 代表的な商品:インベスコQQQ ETF
    • 特徴:多様なETFと投資信託商品を提供。


閑話休題(インデックスファンド以外にはどんなファンドがあるの?)

インデックスファンド

  • 特徴:特定の市場指数(例えば、S&P500、TOPIX、日経平均など)に連動することを目指して運用されるファンドです。
  • メリット:低コスト、広範な分散投資、透明性。
  • デメリット:市場全体の動きに影響を受けるため、大きな市場下落時には同様に下落する。

アクティブファンド

  • 特徴:ファンドマネージャーが市場を上回るリターンを目指して積極的に運用します。株式選択や市場タイミングを活用します。
  • メリット:市場平均を上回るリターンを狙える可能性がある。
  • デメリット:運用コストが高い、ファンドマネージャーの腕に依存するため、リスクも高い。

セクターファンド

  • 特徴:特定の産業セクターや業種(例えば、テクノロジー、ヘルスケア、エネルギーなど)に集中投資するファンドです。
  • メリット:特定の業種の成長を享受できる。
  • デメリット:セクター特有のリスクにさらされるため、リスクが高い。

バランスファンド

  • 特徴:株式、債券、不動産投資信託(REIT)など複数の資産クラスに分散投資するファンドです。
  • メリット:リスク分散、安定したリターンが期待できる。
  • デメリット:各資産クラスのパフォーマンスに依存するため、リターンが平凡になることがある。

ターゲットデートファンド

  • 特徴:特定の退職年や目標年に合わせて運用されるファンドです。運用期間が進むにつれてリスクを抑える運用方針にシフトします。
  • メリット:目標年に向けた計画的な資産運用が可能。
  • デメリット:運用方針が固定されているため、柔軟性に欠ける。

インカムファンド

  • 特徴:高配当株や高利回り債券に投資し、定期的な収入(配当や利子収入)を重視するファンドです。
  • メリット:安定したキャッシュフローが期待できる。
  • デメリット:利回りを重視するため、リスクが高くなる場合がある。

ヘッジファンド

  • 特徴:伝統的な投資手法に加えて、空売り、レバレッジ、デリバティブなどを活用して高リターンを追求するファンドです。
  • メリット:高いリターンを狙える可能性がある。
  • デメリット:高リスク、高コスト、流動性が低い場合がある。

社会責任投資(ESG)ファンド

  • 特徴:環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)などの要素を考慮して投資するファンドです。
  • メリット:倫理的・社会的な価値観に基づいた投資ができる。
  • デメリット:運用対象が限定されるため、リターンが制限される可能性がある。


さて、投資信託には指数連動型(インデックスファンド)以外にも存在しますが、ここではインデックスファンドに投資せよ、と投資の神様であるバフェットが言っていますので、そこに焦点を当てます。

インデックスファンドに投資するといっても、インデックス(索引、値)にはどんなものがあるの?

■インデックス(指数)にはどんなものがあるの?

■国内の代表的な指数

◎日経平均株価(日経225)・・・日経平均株価(日経225)は、日本経済新聞社が東京証券取引所に

上場する約2000銘柄のなかから流動性の高い225銘柄を選定し、株価指数を算出したものです。

株価指数は、225銘柄の株価合計を除数で割って算出する。除数とは、株式分割等による株価変動を考慮した数値です。

定期的に入れ替えがあります。


◎東証株価指数(TOPIX)・・・は、tokyo stock price indexの略で、東京証券取引所に上場する2000以上の原則全銘柄が対象の株価指数です。

stockとは株式、在庫品、家畜などを意味する英単語です。

TOPIXは、(比較時の時価総額)÷(基準時の時価総額)×100
で計算しています。単位はポイントです。

また、基準日である1968年1月4日の時価総額を100ポイントとして、基準日と現在のポイント数を比較し、増減した数字を指標としています。


■海外株式の代表的な株価指数

◎NYダウ・・・米ダウ・ジョーンズ社が算出・公表する、米国で影響力がある主要な30銘柄により構成される株価指数。

正式名称は「ダウ工業株30種平均」であり、ダウ平均株価ニューヨークダウとも呼ばれる。株価指数は株価平均型で、「構成銘柄の株価合計÷構成銘柄数÷除数」で算出される。


◎S&P500・・・

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が公表する、米国株式市場の株価指数のことを指します。

株価指数は、各銘柄の時価総額を合計した後に、基準点の時価総額合計で割る「時価総額加重平均型」で算出されます。ニューヨーク証券取引所、ナスダックに上場する企業から選ばれた500の銘柄の株価が対象です。

構成銘柄は定期的に見直されるうえ、幅広い銘柄より算出されるため、大きな銘柄に左右されにくくリスク回避しやすい株価指標の一つでしょう。

◎ナスダック総合指数・・・

ナスダックとは、米国の世界最大のベンチャー企業向け株式市場のことです。構成銘柄には、Google・Apple・Amazon等、IT関連のハイテク銘柄が多く含まれます。

ナスダック株価指数は、時価総額の割合に基づいて構成銘柄の割合を変え、平均値を算出する「時価総額加重平均型」で算出される仕組みです。

市場に上場するすべての銘柄が対象であり、1971年2月5日の値を100として算出しています。もともとは中小型銘柄が中心でしたが、いまや大企業となった銘柄も残っているため、年々時価総額が拡大していることが特徴です。


ナスダック指数には以下の2種類があります。

・NASDAQ100指数
・NASDAQ総合指数


NASDAQ100指数とは?

ナスダック市場上場企業のうち、時価総額上位の100銘柄を抽出し、これらを時価総額加重平均で算出したものです。

なお、金融業の銘柄はこの中に入っていません。

「ナスダック100(NASDAQ100)」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
NASDAQ総合指数とは?

ナスダック市場に上場している全ての銘柄約3,000を対象とし、時価総額加重平均で算出したものです。

ナスダック(NASDAQ) 上述の通り株式市場そのものを指す。
NASDAQ100指数 ナスダック市場上場企業のうち、時価総額上位の約100銘柄を指数化したもの。
NASDAQ総合指数 ナスダック市場に上場している全ての銘柄約3,000を指数化したもの。

■その他の指数(インデックス)

他にも、
◎FTSE100とは、ロンドン証券取引所(LSE)における、イギリスの代表的な株価指数です。ロンドン証券取引所グループと、英国フィナンシャル・タイムズ社の合弁会社であるFTSEが公表しています。

◎DAX・・・DAXとは、ドイツのフランクフルト証券取引所に上場する銘柄のうち、代表的な40銘柄を対象とした株価指数です。ドイツ株価指数とも呼ばれており、ユーロ圏以外に世界的にも注目度の高い株価指標といえるでしょう。

NASDAQ総合指数とその他の米国の代表的な指数の違いまとめ

指数名 計算方法 構成銘柄数 特徴
NYダウ 株価平均 30銘柄 米国の株価指数の中で最も古い株価指数。
S&P500 加重平均 約500銘柄 米国株式市場の現在の動向を把握するのに最適な株価指数。
NASDAQ100指数 加重平均 100銘柄 NASDAQ総合指数の銘柄の中から時価総額の高い100社を抜き出しているため、ハイテク関連やインターネット関連に絞った動向を把握するのにより最適な株価指数。
NASDAQ総合指数 加重平均 約3,000銘柄 ハイテク関連やインターネット関連の動向を把握するのに最適な株価指数。


■で、米国株指数のうち、どれが優秀なの?





※2024年6月18日時点のチャート
2003年4月から2024年6月までのチャートを比較すると、NASDAQ100指数のパフォーマンスの高さが分かります。
NASDAQ100指数は時価総額が大きな銘柄を中心としており、そういった銘柄が指数の上昇を牽引していると考えられます。

上記のパフォーマンス順である理由

ダウ工業株30種平均 (DJIA) にGAFAMの内、入っているのはAMAZON、APPLE、MICROSOFTの3銘柄のみでGOOGLEとFACEBOOK (META) は入っていません。
以下に構成銘柄のリストがあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A6%E5%B9%B3%E5%9D%87%E6%A0%AA%E4%BE%A1

一方でS&P500には、GAFAMの5銘柄に加えてS&P500指数の近来の上昇に大きく貢献しているであろうTESLA (TSLA)やNVIDIA (NVDA) が入っていますが、TESLAやNVIDIAもダウ工業株30種平均には入っていません。

現時点で最も寄与度が大きいのは保険のUnited Healthで8.81%となっています。GAFAM銘柄の寄与度をみるとMICROSOFTが6.83%と2番目に大きいですが、APPLEは3.04%で16位、AMAZONは2.93%で17位です。30銘柄の寄与度が同等であれば各銘柄の寄与度は30分の1、つまり3.33%になるはずですからAPPLEやAMAZONの寄与度は平均以下ということになります。

一方でS&P500は時価総額から計算する指数です。つまり時価総額が大きな企業の株価が指数に大きな影響を与えます。時価総額つまり指数への寄与度を示すS&P500の構成銘柄の図 (各銘柄の占めている面積が寄与度に比例) を見ると

https://finviz.com/map.ashx?t=sec

GAFAMの5銘柄やTESLA (TSLA)やNVIDIA (NVDA)といった代表的な成長株のS&P500指数への寄与度、つまり指数変動への影響力が大きいことが分かると思います。

昔からDJIAは重厚長大型の歴史ある産業の株価を反映する傾向が強く、NASDAQは逆に新興の成長企業の株価を反映する傾向が強いとされてきました。S&P500は2つの指数の中間的な指数です。

DJIAも徐々に成長銘柄を組み入れて以前よりは成長企業寄りになっていると思いますが、やはり成長性という意味では最も低くなってしまっているのです。

S&P500はナスダックと同様にIT銘柄が上位を占めるため、 ダウよりも成長率が高い傾向にあります。



これを見ると、どうも米国株だと、ナスダック100インデックスに投資するのが最もパフォーマンスが良さそうです。

新NISAでNASDAQ100指数に投資する方法

新NISAでNASDAQ100指数に投資するには、次の方法が挙げられます。

@成長投資枠でNASDAQ100指数に連動する「東証ETF」に投資する。
A成長投資枠でNASDAQ100指数に連動する「米国ETF」に投資する。
B成長投資枠でNASDAQ100指数に連動する「米国株投信」に投資する。
Cつみたて投資枠でNASDAQ100指数に連動する「米国株投信」に投資する。(※東証では「つみたて投資枠」ではナスダック100指数に連動する商品は存在しない。リスクがあるから。)

NASDAQ100指数に投資するには、ETFか投資信託となります。

オルカンやS&P500、日経平均株価といった主要インデックスの投資信託は、つみたて投資枠でカバーされていますが、NASDAQ100指数の投資信託は対応していない銘柄が多いです。

つまり、NISAを使うのは基本庶民なんだから、コツコツ積み立てろよってこと。だから主要インデックスはつみたて投資枠でカバーされている。
でも、NASDAQ100のようなギャンブル性の高いものはそもそも保守的に積み立てるようなもんではなく、ドルコスト平均法を使わないギャンブル性の強いような成長投資枠でやれってこと。

つまり、つみたて投資枠でNASDAQ 100指数に連動する投資信託が少ないのは、リスク管理の観点からです。一方で、成長投資枠ではリスクを取っても高成長を期待する投資家向けに提供されるため、カバーされている場合が多いです。


そのため、成長投資枠で、NASDAQ100指数に連動する米国株投信への投資も選択肢になります。


投資枠と主要インデックスの対応状況

インデックス つみたて投資枠 成長投資枠 カバーされている投資信託の例
オルカン (全世界) 対応 対応 eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)
S&P 500 対応 対応 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
日経平均株価 対応 対応 ニッセイ日経225インデックスファンド
NASDAQ 100 非対応が多い 対応 iFreeNEXT NASDAQ100インデックス


なぜナスダック100連動型はリスクが比較的大きいのか?

理由1: テクノロジーセクターへの集中

NASDAQ 100指数は、特にテクノロジーセクターの企業が多く含まれています。これらの企業は成長性が高い一方で、業績が景気変動や技術革新の影響を受けやすいです。具体的には、Apple、Microsoft、Amazon、Alphabet (Google)、Facebookなどの巨大テック企業が主要な構成銘柄です。

理由2: 高いボラティリティ

テクノロジー企業は新技術の開発や市場の変化に敏感であり、そのため株価の変動(ボラティリティ)が大きくなることがあります。例えば、新しい技術の失敗や市場競争の激化などが企業の業績に大きな影響を与える可能性があります。

理由3: 株価の急騰・急落

テクノロジー企業は、投資家の期待や市場のセンチメントによって株価が急騰したり急落したりすることが多いです。これにより、短期的な投資リスクが高まります。

理由4: 規制リスク

大手テクノロジー企業は、独占禁止法やプライバシー保護規制などの法的リスクにもさらされており、これが企業の業績や株価に影響を与える可能性があります。

理由5: 高成長企業のリスク

NASDAQ 100指数には、成長段階にある企業が多く含まれており、これらの企業は収益性が確立されていない場合もあります。成長企業は将来の期待に基づいて評価されることが多いため、実際の業績が期待に届かなかった場合のリスクも高くなります。

まとめ

NASDAQ 100指数に連動する投資信託は、これらの理由からリスクが比較的大きいとされ、安定した長期投資を目的とする「つみたて投資枠」には含まれにくいです。一方で、高成長を狙う「成長投資枠」では、そのリスクを受け入れて投資することが期待されるため、カバーされることが多いです。



しかし、長期的に利益を出している、つまりパフォーマンスが最も高かったのだから、私個人の考えとしては、ナスダック100に投資すべきだと思うんですけどね。
もしそれがギャンブルだと言うのなら、そもそもS&Pに投資するのだってギャンブルでしょう?現金で持っておけ!!って話であって、でも、現金よりも過去の成績を総合的に見て、暴落もあったけど、長い目で見てS&Pのほうがパフォーマンスが良かったから、S&Pに投資しているんだよね?暴落もあるのに。この理屈がなぜかナスダック100になると成立しなくなるというのはおかしいと思うわけです。

閑話休題(ナスダック100指数に投資する方法として、投資信託、ETF以外にもあるの?
CFDというものもある。

NASDAQ100指数に投資する方法として、CFDや投資信託、ETFなどがあります。ここではCFD・投資信託・ETFの3つを比較します。

CFD 投資信託 ETF
売買方法 買い/売り 買いのみ 買い/売り(※)
レバレッジ 約10倍 無し 約2倍
手数料 無し 有り 有り
決済期限 無し 無し 無し
売買タイミング リアルタイム 数時間程度のタイムラグが発生 リアルタイム
取引時間 ほぼ24時間 基本締め切り時間は15時 9時〜15時

(※)信用取引の場合は、売りから入ることも可能

CFDは売りと買いの両方で利益を得られますが、投資信託は買いのみです。

ETFは信用取引で売りも可能ですが、基本は買いです。

またレバレッジが約10倍まで活用できるCFDは、投資信託やETFよりも資金効率の良い取引ができます。

ただし、レバレッジをかけた取引は、その分大きな損失を出すリスクが高くなることを覚えておく必要があります。

投資への取り組みやすさや資金効率の良さなどの観点から、NASDAQ100指数に投資するならCFDも選択の1つです。


■では具体的なナスダック100銘柄を見ていこう
NASDAQ100指数に連動する東証ETFとしては、次の銘柄が代表的となっています。

◎NASDAQ100指数連動型の東証ETF一覧
・【1545】NEXT FUNDS NASDAQ−100(為替ヘッジなし)連動型上場投信
・【2568】上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし
【2569】上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジあり
・【2631】MAXISナスダック100上場投信
【2632】MAXISナスダック100上場投信(為替ヘッジあり)
・【2840】iFreeETF NASDAQ100(為替ヘッジなし
【2841】iFreeETF NASDAQ100(為替ヘッジあり)
【2845】NEXT FUNDS NASDAQ−100(為替ヘッジあり)連動型上場投信

および、
【2842】iFreeETF NASDAQ100インバース
※最後のこれは逆(インバース)です。

為替ヘッジは「あり」「なし」どちらがいい?
「為替ヘッジなし」がよい。

なお、「為替ヘッジあり」の銘柄
※「為替ヘッジあり」の銘柄は、円安ヘッジにならず、為替ヘッジコスト(=米国短期金利-日本短期金利)が重いため、絶対に投資しないようにしてください。地雷銘柄です。

「為替ヘッジあり」の銘柄も上場していますが、これはおすすめできません。

「為替ヘッジあり」のNASDAQ100指数連動型ETFとは、NASDAQ100指数連動型ETFに投資すると同時に、米ドルを売って日本円を買う為替予約取引をすることによって、為替変動の影響を抑える銘柄です。

そもそも、為替ヘッジありの銘柄は円安リスクの回避となるドル建て資産にならないことに加えて、「為替ヘッジコスト」が発生することに注意が必要です。

米国株の為替ヘッジコストは、「米ドルの短期金利−日本円の短期金利」です。

特に、日米金利差が拡大した2022年以降は、為替ヘッジコストが年間5%ほど発生するようになっています。

なお逆に、日本円の短期金利の方が、外貨の短期金利よりも高い場合には、その差益を受け取る「為替ヘッジプレミアム」が発生しますが、日本の財政状況からすると今後もあり得ません。

為替ヘッジコストは、日米金利差が拡大した2022年以降は如実な影響となって現れています。


為替ヘッジなしのほうは、株価の変動がなければ「円安になれば上がる、円高になれば下がる」という性質があります。こちらのほうが一般的です。

為替ヘッジありのほうは、この性質を持ちません。株価の変動だけの影響を受けます。また、為替ヘッジをしている分コストがかかります。

つまり、

米国株式はドルで売買されているわけだから、

円安になれば「円表示が上がる」(ドルは変わってないけど)ってことです。

だから為替ヘッジなし、が一般的ってことです。

上記のことを考えると、

(結論:以下のどれでもいいから以下に投資すればよい)
【1545】NEXT FUNDS NASDAQ−100(為替ヘッジなし)
【2568】上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし
【2631】MAXISナスダック100上場投信 (為替ヘッジなし)
【2840】iFreeETF NASDAQ100(為替ヘッジなし)


((これらは少なくともSBI証券では扱っています。))

あるサイトでは上記の中でも、1545をオススメしてましたが、まあどれでも一緒です。純資産が多いから流動性があるとか、そんな理由でほぼ同じです。

東証のNASDAQ100指数連動型ETFは、信託報酬0.22%で横並びとなっており、分配金利回りも変動しているため、【1545】【2631】【2840】の3銘柄で差はありません。

上記補足
iFreeレバレッジNASDAQ100(為替ヘッジあり)
という商品もあります。これはレバレッジで値動きの2倍を目指す投資信託です。
為替ヘッジありなので論外でしょう。

また、
ナスダック100に連動型のetfでも、

上記のように、
日本のETFである「NEXT FUNDS NASDAQ-100R連動型上場投信」もあれば、

米国のETFである「QQQ」のようなものもあります。


さて、どちらもナスダック100連動型です。
ということは、SBI証券でどちらも扱っているなら、どちらを買っても同じか?という疑問が出てきます。

要は、
国内のETFか、米国のETFかの違いだけです。


国内ETFの場合は、

・円で売買する
・分配金は円で受け取る
・分配金の二重課税調整を自動でしてくれる
・リアルタイムの取引が一応できるが、米国株の取引時間とズレるのであんまり意味がない



米国ETFの場合は
・ドルで売買する
・分配金はドルで受け取る
・二重課税調整はなし
・リアルタイムの取引が可能


といった特徴があります。

国内ETFである二重課税徴収を自動でしてくれるほうがよいとおもいます。

二重課税調整の自動処理: 国内ETFは、日本国内の税制に対応しており、外国税額控除の手続きが不要です。
補足2

米国株投資という本を読んだところ、やはりQQQを紹介している。しかし米国の市場だから二重課税の自動処理をしてくれない点には注意すべきだ。

米国株投資

プロの機関投資家が個別株を選びに選んで投資しても、中長期ではETFの運用成績に敵わないことは、
さまざまなデータから明らかになっています。
 バフェット氏も、「自分が死んだら資産の9割はS&P500に連動するバンガード社のETF、残りの1割は米国債で運用するように」と遺言しているほどです。

S&P500に連動しているのは、バンガードS&P500ETF(VOO)。過去5年の運用実績からすると、年利10%以上のリターンが望めます。

また、
「バンガード・米国生活必需品セクターETF(VDC)」
「バンガード米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)」
「インベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ)]
ナスダック総合株価指数の銘柄のうち金融を除いた時価総額上位の約100銘柄で構成される、ナスダック100株価指数に連動するETFです。GAFAMなど成長企業が集まるナスダックの主要ハイテク銘柄に投資しており、過去の運用実績では年利20〜30%のリターンが得られています。ただしQQQのみだと多少のリスクがあるので、より手堅く、景気の動向に左右されにくいVDCとVHTを組み合わせる。
という3つのETFに1:1:1の割合で分散投資。






また、長期的に見て安定した成長率の高いオススメ銘柄が以下。








NASDAQ100連動ETFとNASDAQ100連動投資信託10選




レバナスとは?

レバナスとは、米国のハイテク市場「NASDAQ100指数」のレバレッジ型ETFに投資することです。

「NASDAQ100指数」に連動する米国株ETFとして、次の銘柄を新NISAによる長期・積立・分散投資におすすめしています。


東証では長らく、NASDAQ100指数連動型ETFは、2010年8月16日に上場した野村アセットマネジメント運用の【1545】NEXT FUNDS NASDAQ−100(為替ヘッジなし)連動型上場投信だけでした。

新型コロナ相場などでNASDAQ100指数に注目が集まったこともあり、2020年以降はNASDAQ100指数連動型ETFが次々と上場しています。

そして、2022年11月16日には、NASDAQ100指数のレバレッジ型ETF【2869】iFreeETF NASDAQ100レバレッジが上場しました。
https://money-bu-jpx.com/news/article041170/

新NISAの成長投資枠では、レバレッジ型ETFは対象外となっているため、レバナスに投資することはできません。

新NISAの成長投資枠では、「デリバティブ取引を用いた投資信託・ETF」は対象外となっているためです。

つみたて投資枠でも、レバレッジ型投信は対象外です。
















以上が米国株ETFについてでした。特にナスダック100がパフォーマンスが良いみたいでしたので、結論はそれを国内ETFで買うのがよさそうだということでした。
次に、国内ETFについても見てみましょう。

おすすめの国内ETF3選

では、つづいて具体的なおすすめETFを紹介していきます。

まずは、東証に上場している国内ETFから3つのETFを紹介していきましょう。

NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信【1321】

NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信【1321】は日経平均株価に連動するETF。20年以上の運用実績と約9兆円の純資産総額を持つ、国内ETF有数のETFとなっています。

日経平均株価指数は東証プライム市場に上場する銘柄のうち流動性の高い225の銘柄で構成された指数です。

トヨタやソニー、NTTといった日本を代表する銘柄で構成されているので、日本の大企業にまとめて投資したいのであればおすすめのETFといえるでしょう。

NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信【1306】

NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信【1306】はTOPIXを連動対象とするETF。運用実績は20年以上と長く、純資産総額は19兆円を超える国内ETFで最も大規模なETFとなっています。

TOPIXは原則東証プライム市場に上場している全銘柄を対象とした指数なので、日経平均銘柄に比べて構成銘柄数が多く、2,000を超える銘柄で構成されています。

日経平均採用銘柄はもちろん、比較的小型の株式も含まれているため、小型株も含めて日本株に幅広く投資したい方におすすめです。

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】は国内ETFでありながら、全世界の株式へ投資できるETFです。

人気の投資信託eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のETF版のETFとなっています。全世界株式を投資対象としているため、分散という意味では有力な選択肢の一つといえるでしょう。

比較的新しいETFであり、純資産総額は200億円程度となっていますが、右肩上がりに増加し続けています。全世界株式に、低コストで簡単に投資したい方におすすめなETFです。




NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信【1321】
NEXT FUNDS TOPIX 連動型上場投信【1306】
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】 を比較したグラフ






同様に、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】と、米国のETFである「QQQ」を比較したグラフを見たい。



同様に、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】と、【1545】NEXT FUNDS NASDAQ−100を比較したグラフが見たい。


MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】にはどんな企業が入ってる?

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(コード:2559)は、世界中の株式市場に上場している企業に投資するETF(上場投資信託)です。このETFは、以下のような企業が含まれています:

  1. 米国の企業(例:Apple、Microsoft、Amazonなど)
  2. 日本の企業(例:トヨタ自動車、ソニー、三菱UFJフィナンシャル・グループなど)
  3. 中国の企業(例:Tencent、Alibabaなど)
  4. 欧州の企業(例:Nestle、SAPなど)

具体的な企業リストやその割合は、ETFの最新のファクトシートや運用報告書で確認できます。また、このETFはMSCI ACWI(All Country World Index)という指数に連動しているので、その構成銘柄も参考にできます。



日経225よりも厳選されたインデックスの代表的なものである。

以下に、厳選された銘柄を含むインデックスに連動するETFをまとめました:

  1. NF TOPIX Core30連動型上場投信【1311】

    • TOPIX Core30に連動し、東証一部の中から時価総額の大きい上位30銘柄を対象としています。
  2. NF 日経平均高配当株50指数連動型上場投信【1489】

    • 日経平均高配当株50指数に連動し、日経平均株価の中から高配当の50銘柄を対象としています。
  3. NF 野村日本株高配当70連動型上場投信【1577】

    • 野村日本株高配当70指数に連動し、日本株の中から高配当の70銘柄を対象としています。
  4. MAXIS日本株高配当70【1499】

    • 日本株高配当70指数に連動し、高配当の70銘柄を対象としています。
  5. 東証スタンダードTOP 20【1551】

    • 東証スタンダード市場の中から上位20銘柄を対象としています。
  6. NF JPX日経インデックス400【1591】

    • JPX日経インデックス400に連動し、選ばれた400銘柄を対象としています。
  7. JPX日経中小型株指数連動型上場投信【1593】

    • JPX日経中小型株指数に連動し、中小型株の中から選ばれた銘柄を対象としています。
  8. TOPIX100 ETF【1312】

    • TOPIX100に連動し、東証一部の中から時価総額の大きい上位100銘柄を対象としています。
  9. 日経225連動型上場投信【1321】

    • 日経平均株価(日経225)に連動し、日本を代表する225銘柄を対象としています。



今までのデータだと、
  • MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】
が一番パフォーマンスが良いようだ。

そこで、上記の1〜4である以下の銘柄
  • NF TOPIX Core30【1311】
  • NF 日経平均高配当株50【1489】
  • NF 野村日本株高配当70【1577】
  • MAXIS 日本株高配当70【1499】
を比較した5つのグラフを見たい



1990年1月を基準(100)として、2021年1月までの価格指数の変動を示しています。

このグラフから、それぞれのETFが異なる成長パターンを持つことが確認できます。

特に、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)が長期的には安定した成長を示していることがここからもわかります。
これは既にわかっていたことだが、

注目すべきは、これと同程度のパフォーマンスを出している
NF 野村日本株高配当70【1577】
が同程度のパフォーマンスを誇っていることに驚き。

しかし、同じ狙いである他の高配当株はそうでもないことから、これはたまたまか?
そう考えると、やはりオルカンだろう。










同様に、

  • 東証スタンダードTOP 20【1551】
  • NF JPX日経インデックス400【1591】
  • JPX日経中小型株指数連動型上場投信【1593】
  • TOPIX100 ETF【1312】
  • 日経225連動型上場投信【1321】
  • MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】


のグラフが見たい。









すると、いままでトップのオルカンよりも優れたものが2つ。

JPX日経中小型株指数連動型上場投信【1593】
日経225連動型上場投信【1321】
だ。

あれ?以前は1321のほうが2559よりもパフォーマンスが悪かったはず。



S&P500指数、NASDAQ100指数、世界株(オルカン)について、主要投資信託の実績は次のようになっています(2024年2月末時点)。

指数 銘柄 直近5年間リターン 年率換算
S&P500指数 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) +122.99% +21.44%
NASDAQ100指数 iFreeNEXT NASDAQ100インデックス +164.09% +27.98%
MSCI ACWI eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) +243.39% +17.40%
スクロールできます

2024年2月末時点では、直近5年間でNASDAQ100指数は年率換算すると約+28%ですが、これが30年続くかというと、ちょっと現実的ではないかと思います。

仮に、30年間でこの半分、平均月率+14%だった場合には、毎月5万円の積立で、30年間で2億7,464万円に達します。

資金効率が非常に良い

資金効率という点で考えると、S&P500指数や世界株(オルカン)よりも、よりハイリスク・ハイリターンのNASDAQ100指数の方が、メリットを享受できると言えます。

レバナスの場合には、さらに資金効率が上がるため、少ない資金の場合には新NISAを使ったインデックス投資よりも効率的とは言えます(リスクも大きいため積極推奨はしませんが)。

レバナスをするのは終わっている人だけ

NASDAQ100指数連動型ETFを全力信用買いする行為は「レバナス」と呼ばれていますが、当サイトでは推奨していません。

2021年11月までにレバナスをしていた人達は、2022年のドローダウンに耐え切れず死滅してしまいました。

2023年のNASDAQ反発を受けて、これからレバナスを始める人達も、いずれ同じ運命を迎えることでしょう。

強い口調で言いますが、レバナスをするのは終わっている人だけです。

そもそも、個別株で利益を出せるトレードスキルがあったら、レバナスなんてしません。

トレードスキルがなく、インデックス投資による長期の資産形成では満足できない、終わっている人達がレバナスに希望を持っているのだと管理人は思っています。

日常生活が楽しく、将来に希望を持っているなら、わざわざレバナスなどというリスクのある行為をするはずがなく、インデックス投資で十分です。

当サイトが推奨しているのは、NASDAQ100指数連動型ETFを、新NISAを使って、現物株で、長期・積立・分散投資することであり、レバナスは断じて推奨していません。

当サイトの趣旨からは逸れますが、そもそもレバナスをするなら、個別株のトレードスキルを身に付けた方がいいです。












https://naota22.com/1122/investment-9/




https://naota22.com/1122/investment-9/

結論、このサイトをみるとナスダック100がベストとわかります。オルカンよりもSPよりも。そして日経なんてダメなんで、結論はナスダック100だと思います。

また、そんなの、日経225とナスダック100とオルカンの10年のチャートをSBI証券で表示してみて、見れば一発じゃん。
その結果、やはりナスダック100が最高パフォーマンスでした。

よって、結論、ナスダック100を買え



(結論:以下のどれでもいいから以下に投資すればよい)
【1545】NEXT FUNDS NASDAQ−100(為替ヘッジなし)
【2568】上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし
【2631】MAXISナスダック100上場投信 (為替ヘッジなし)
【2840】iFreeETF NASDAQ100(為替ヘッジなし)


((これらは少なくともSBI証券では扱っています。))

では、これらはNISA枠の「積み立て投資枠」「成長投資枠」で購入が可能か?




【1545】NEXT FUNDS NASDAQ−100(為替ヘッジなし)は、

NISAの「成長投資枠」で投資可能です。
これは成長性が高い米国株のNASDAQ-100指数に連動するETFで、野村アセットマネジメントが提供しています。

ただし、このETFは「つみたて投資枠」では対象外で、
つみたて投資枠では、金融庁が指定する長期・積立・分散投資に適した商品(主に国内外の株式インデックス投資信託)での投資が求められます。




2025年から、
成長投資枠で1545を枠いっぱいに購入する
。さらに積み立て投資枠では、投資せずに、翌年の資金に回し、翌年2026年に1545を枠一杯に投資したほうがよいかもしれない。




FIREするために投資するべき一覧

インデックス投資で資産を切り崩していく

オルカン

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコース

配当利回り5パーセントは高配当株だ。

ナスダック100

全世界株式インデックス・ファンド

iシェアーズ・ゴールドファンド

日経225ミニ


・・・と思っていたら、さらにパフォーマンスのよいものを発見


グローバルX US テック・トップ20 ETF(2244)